2019年08月02日

月嶋教授の“世界の成り立ち”を考える 扶持田一寛/あかほりさとる


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「神話学」という学問がある世界の日本。その神話学を学びたいと思っている主人公の少年は、その筋の権威とされる教授と出会ったことから、「世界の成り立ち」に関わっていくことになる。
一般的に見られる生物をアウターと呼称するのに対し、人の内部に入り込む生物をインナーと呼ぶ。
特徴を言葉で表すと同じだがその姿は全く違うし、インナーは人間の内側に入り込み悪さをするみたいなかんじ。うーん説明が下手ですいません;
ネタバレになりますが、主人公は人類の記憶を正確に保持しており、件のインナーの姿を認識できるゆえに、インナーの蒐集と世界の成り立ちを知りたい教授に、いいように関わらせられている印象。
インナーの造形は印象的というかクリーチャー?デザインとしては好きかも。
教授は黒いです。主人公、教授尊敬してるけど自分の関心事以外の冷酷さが突き抜けてます。ちなみに教授の秘書?の美女3人もアレなファンタジー設定あり。
いろいろと飲み込みづらいファンタジー設定てんこ盛りだけど読み進めて行けたのは、原作者の作品のノリにに慣れているせいなのか。本当に良くも悪くもあかほり節だなあという(笑)胡散臭い男性キャラに普通じゃない美女3人の図とか懐かしいの(笑)
それにしても主人公は美少女と見まごうほどの可愛らしい風貌という設定には意味があるのか・・。
いろんな意味でツッコミ所ばかりですが、あかほり原作作品ではけっこう楽しめたタイトルでした。
設定だけ提供でほぼ作画担当の構成なのかもしれないけども。

漫画:扶持田一寛/原作:あかほりさとる
リュウコミックス全3巻 / 徳間書店
ジャンル:青年・ダークファンタジー / 好み度:★★★★☆

タグ:青年漫画
posted by 日暮 at 19:21| Comment(0) | 漫画感想

2019年02月06日

堕天使学園デビパラ 河田雄志/行徒



似非ペルソナ学園異世界ファンタジーバトル漫画(笑)
離島にある高校でのんびり暮らしていた、幼馴染みの主人公少年とマイペース女子と病弱美少女。
ある日、学校の校長が校庭に魔方陣を描いたことから生徒ごと学校が異世界に飛ばされる。
そして悪魔たちが生徒達に契約を持ちかけ・・という展開。
こう書くとシリアスだけどそればかりでないあたりが著者たちの作風。
主人公以外はほぼためらいも無く契約を結ぶんだけど、女子は一様に巨乳を、
男子はイケメンを望むし、悪魔との契約の内容は、望みの代わりに当人に憑依?するという、
某アトラスのペルソナもしくは某スタンドみたいな設定で、悪魔の力を行使して
てんやわんやとなる展開に。
シリアスっちゃシリアスな要素も展開もあるんだけどそれを上回るほどにギャグな脱力する
展開が雪崩のように続く。退屈しないというかいい意味で呆気にとられる。
当人真面目だけどボケな言動にツッコミが追いつかない。
ひどい、本当にひどい(褒めています)
バトルものとしても中々に熱い展開もあり、ギャグとシリアスのバランスが絶妙。
打ち切りっぽい(実際はどうかわからないが)ラストの〆も図ったように巧かったと思う。

原作:河田雄志 漫画:行徒
角川コミックスエース全1巻 / 角川書店
ジャンル:少年・ファンタジーアクション / 好み度:★★★★☆
タグ:少年漫画
posted by 日暮 at 00:00| Comment(0) | 漫画感想

2019年01月10日

ヨマイヤマイヤのこどもたち 釣巻和



全寮制の男子校を舞台に、多感な時期の彼らを繊細かつ叙情的に描く不思議物語連作集。
舞台は同じ全寮制男子校。そこに通う少年達の物語。
ファンタジー的な要素をさりげに盛り込みつつ、主題は多感な少年の心情の描写のよう。
1話目の卒業間際に、自分の釦を望んだ後輩から、昔の「空想の」友人が居たことを思い出す先輩の話、2話目はその釦を望んだ後輩の話・・と各話の主人公が緩く繋がりを持つ構成。
最終話がまた最初の話の登場人物が主人公になるところもなんとなく好き。
各エピソードには核となるモチーフがあり、叙情的というか文学的な静謐な雰囲気が特徴。
著者が持つ独特の作風ではあるが、短編集というのもありこの作品はそれが特に濃い。
考えるより感じる系というべきかな物語の連なり。
思春期の少年の心情描写が静かだけど鮮烈にジワッと心に染み渡る。

釣巻和
カドカワコミックス全1巻 / 角川書店
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★★★
タグ:少年漫画
posted by 日暮 at 12:03| Comment(0) | 漫画感想

2019年01月07日

ヤオツクモ 鈴木小波



古事記の中の不老不死の霊薬とされるトキジクの逸話を元にしたダークファンタジー。
家業である道場で剣の鍛錬に励む天真爛漫な少女は、
巷を騒がす通り魔が巷を騒がしている最中、幼少期に出会った少年と再会する。
主人公は生まれつき痛みを感じておらず、それはトキジクの乙女と呼ばれる
不老不死の妙薬たる肉体ゆえとわかる。
そして永遠を望む妖怪に狙われることになるが、再会した少年は不死であり主人公を守る
役割を担っているという・・。
身を守るため、少年を不死で人間に戻すため、戦おうとする主人公なのだが、
実は時間制限ありの過酷な運命もあったりする。
健気に立ち向かい、絆を深める展開が熱く、どうまとめるのかが気になる物語。
オカルトファンタジーに合うがおどろおどろしいだけではない独特な絵柄が絶妙。
熱くも深い人物描写が印象に残る。

鈴木小波
角川コミックスエース全2巻 / 角川書店
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★★☆
タグ:少年漫画
posted by 日暮 at 16:20| Comment(0) | 漫画感想

2019年01月04日

飯田橋のふたばちゃん 横山了一 / 加藤マユミ



実在する出版社を可愛い女子たちに擬人化した学園コメディ4コマ。企画的なコンセプトっぽい?
漫画化夫婦の共作。旦那さんが原作で奥さんが作画担当。
双葉社から出版されているので主人公は双葉ちゃん。
各出版社の漫画レーベルの傾向や、出版社に実際怒った出来事とそれに伴う悲喜こもごもをネタとしている。いろんな意味で無茶というか無謀な気がしないでもないが、個人的にはめっちゃ面白かった。
1つの出版社に1キャラかと思ったが出版社によってはレーベルによってキャラが分れている模様。
数年前に発行される漫画を全部読んでみようと思い立ったことがあるので、
どのレーベルも前知識はそれなりにあったので、へえということは少なかったが、
巧いことネタにしているなあと感心することは多かった。
全般的に意外と描写がゲスいが、キャラの可愛さとあっけらかんとした作風でより楽しめるかんじ。
地味にお勧めしたい。に、しても漫画業界もいろいろいろとあったんだなあとしみじみ。

原作:横山了一 作画:加藤マユミ
アクションコミックス全2巻 / 双葉社
ジャンル:4コマ・コメディ / 好み度:★★★★★おすすめ
posted by 日暮 at 20:09| Comment(0) | 漫画感想