2017年09月10日

精神病棟ゆるふわ観察日記 杉山なお



精神科病棟に勤める著者の病院内の出来事を綴ったエッセイ漫画。
看護師ではなく病院内清掃や雑事などの業務に就かれているよう。
リアルな病棟の日常、患者の症状とその対応の一部が綴られている。
著者は病の当事者でない分、事柄としての様子が描かれているように思う。
描写も柔らかめで回復されて退院された人のエピソードも多い。
個人的には、病名がついた人はこういう行動を取ることがある、と
頭の隅に置けるエピソードが見られたのは有意義だった。
むろん、絶対的なものとして見ないけど。
あとガチのオカルト経験談があるってのは珍しいかな。
他の作品に見られるナースによる病院怪談より怖かった。
絵は万人向けで上手く読みやすい。
等身はリアルで人物の描写もソツがなく漫画を描き慣れてる感がある。

このマンガがすごい! comics全1巻 / 宝島社
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 00:00| Comment(0) | タイトルさ行

2017年09月05日

すうの空気攻略 福井セイ



田舎暮らしの少女が都会の学校に入学する際、母親はある攻略の書を娘に渡す。
それは都会の人間関係において必須能力・場の空気を読み対応する方法が記された書だった。
ちなみに題名や作中における「空気」は「フェイズ」と読む。
ヒロインは田舎から都会の学校に通うことになった娘へ母親が送った手書きのノートには、
都会でのつきあいにおけるノウハウを記してあり、それを読みつつ慣れない学園生活を
攻略していくという学園コメディ。いわゆる「空気を読む」をがんばる話。
ああ・・主人公の気持ちにめっちゃ共感する・・。そしてまっすぐなヒロインの気質は好ましい。
ドタバタコメディ的に誇張された描写だが、中々に的を射ていると思う。
学校生活を楽しく過ごせるか否かはこれに掛かっていると過言でもないあたり(笑)
母のノートの絵面もパンチが効いていて面白い。

福井セイ
少年サンデーコミックス1〜 / 小学館
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 22:01| Comment(0) | タイトルさ行

2017年09月04日

精神病棟入院記 岡野く仔



高校受験のストレスから強迫性障害と診断され、両親に促され精神科病棟に入院した著者の入院体験記。
16歳当時の話。1ページ使っての横長枠組みタイプの4コマ構成。
カウンセリングはなく薬物療法も効果が薄く。シビアで赤裸々な心情が連綿と綴られる。
病棟によって治療方針が違うもんなんだなと感じた。同じ病でも個人によって症状は違うだろうし
画一的にはいかないか。そういや他の専門科でも病院によって方針が違ってたっけ。
病院内の出来事やルール、治療あれこれ、家族との関係などなど。
他の闘病記と比べても客観的にも主観的にも綿密な内容だった気がする。
読む限りは母親がネックのような気がするけど・・。どうなんだろうなあ。
一進一退のような治療の中、現在は社会復帰しているようでよかった。
この分野医療も日々進歩してることがわかってちょっとほっとする。
そういやこのコミックス、まんだらけから発行してるのか・・。

LAZAコミックス全1巻 / まんだらけ
ジャンル:エッセイ・体験記 / 好み度:★★☆☆☆

posted by 日暮 at 23:16| Comment(0) | タイトルさ行

2017年09月01日

戦海のマーメイド かたやままこと

戦海のマーメイド (チャンピオンREDコミックス)
かたやままこと
発売日:2017-02-20



潜水艦擬人化・・というか人魚の尾が潜水艦という斬新すぎる設定と絵面。
表紙の絵を見てただただ驚くばかり。ここまで来たかと(笑)
巨大人魚が海で潜水戦闘という出オチな設定だが海洋戦闘描写はわりと濃かった。
絵もわりとしっかりしていて見応えはある。
育ての親のような存在の青年を慕う乙女な人魚ヒロインのキャラは可愛い。
太平洋戦争設定なので敵は米海軍。なんでそれにしたのか。
もうちょい舞台設定を練り込めば面白くなった気がするんだけど・・素人考えか。

ジャンル:青年 / 好み度:★★☆☆☆
posted by 日暮 at 21:00| Comment(0) | タイトルさ行