2017年09月22日

クズとメガネと文学少女(偽) 谷川ニコ



高校デビューではないが文学少女キャラで学園生活を送るためファッションで文学を読む偽の文学少女と
文学少女(偽)の容姿に一目惚れし、彼女と接点を持ちたいがため本に接するようになる男子と
普通に文学を読むし詳しい本好きのメガネ男子による文学作品を巡る学園コメディ4コマ。
ファッションで文学少女を追求するが本を読むことは読んでいる。
ヒロインの様々な地雷っぷりと、ヒロインが好きな男子の望む方向とズレていきっぷりと
メガネくんのクールな傍観者かつ冷静なツッコミ役が板についているっぷりが良い。
こちらもド嬢と同じく登場人物が読む文学作品は実在する作品ばかり。
明快な紹介ではなく本筋の青春ラブコメにさりげに組み込まれている。
形態が4コマだからか、著者の代表作ほどキャラが大振りではなく読みやすい。
3人のキャラが明確に分けられておりそのやりとりは誤解と曲解と思い込みで
不協和音なようで共鳴している面白さがある。
にしても、片想い男子がクズの役どころなんだろうけどクズかな?と思ってしまう。
自己中系キャラだけど重いとおりに事が進んでないからかな。
1巻最後にメガネくんの思わぬ重い設定とそのあっけらかんぶりに、
クズ男子の心情に共感してしまった。

谷川ニコ
星海社コミックス1〜 / 星海社
ジャンル:4コマ・文学・コメディ / 好み度:★★★★☆
posted by 日暮 at 21:34| Comment(0) | タイトルか行

2017年09月16日

ごほうびおひとり鮨 早川光/王嶋環



10年以上付き合っていた相手に振られ気付けば三十路おひとりさまとなったOL。
結婚資金に貯めていたお金を自分のために使ってみてはという意見を受けた主人公は、
得意先の営業の男性に、贅沢とは何ぞやと質問したところお寿司を食べることという答えが返ってくる。
そんなきっかけではじまる、お寿司に特化したグルメ漫画。
主人公である女性がひとりで高級なお寿司屋さんでお寿司を堪能するというコンセプト。
贅沢目的のお寿司だが時価にびくびくするしてしまう初心者の主人公。
だが予想以上のおいしさを堪能し、お会計では思ったよりリーズナブルというパターンが多い。
グルメ漫画としては、料理の評価や感想がメインのオーソドックスな構成。
舞台となるお寿司屋さんは実際にある店舗がモデルになっており、お店の紹介もきちんとある。
地方住みなのでお店には縁はないが、おひとり鮨を楽しむ諸々のエピソードは参考になる。

原作:早川光 漫画:王嶋環
ヤングジャンプコミックス1〜 / 集英社
ジャンル:グルメ・青年・鮨 / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 22:00| Comment(0) | タイトルか行

2017年09月06日

きみ諦めることなかれ 御徒町鳩



アイドルグループメンバーの男子とお笑い芸人女子の芸能界恋愛もの。
お笑い芸人ののぶ子は、女優とお笑い芸人の娘で幼少期からお笑い芸人として芸能界で活躍している女子。
一方現在人気アイドルグループのメンバー隼人は、
幼少期にテレビに出ているのぶ子に一目惚れしてのぶ子会いたさに芸能入りした経緯がある。
ふたりはお互い高校生になり同じ高校の芸能科に通う。
そして隼人はのぶ子に告白するが、のぶ子は恋愛方面に免疫がなく戸惑うというのが恋愛面の展開。
隼人は幼少期からのぶ子への思いはブレない、一方のぶ子は幼少期から芸能界にいるので仕事方面では
芯が通った大人なのだが、恋愛方面はとんと疎く、また隼人が人気アイドルということもあり
ともだちのままで・・と望むが・・みたいな。
芸能人同士の恋愛ものというより、芸能界における恋愛のあり方の話といったほうがいいような・・。
隼人がのぶ子に笑いをとれるアイドルの指南を受ける話とか、
隼人のグループのメンバーのひとりに恋人が発覚しメンバーの進退に発展した話とか、
隼人とのぶ子の恋愛展開よりも、ふたりを含めた登場人物すべての思うところや
芸能界のあれこれなエピソードのほうが多かったように思う。
特に隼人とのぶ子の共通の友人で実は隼人が好きなモデル女子の立ち位置設定が微妙。
もっと話が続けばこの子関連の突っ込んだエピソードも
あったかもしれなさそうなのだがいろんな意味で中途半端すぎる。
総じていいお話だったのだがもうちょっと長いスパンで描いてほしかった気がする。
恋愛ものなのにのぶ子視点のエピソードが少ない気がしたが、
あとがきで隼人が物語のヒロイン、と書かれていてものすごくしっくりきた。

御徒町鳩
ヤングジャンプコミックス / 集英社
ジャンル:青年・恋愛 / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 19:17| Comment(0) | タイトルか行