2017年09月07日

リンナ警部は呼吸ができない あららぎあゆね



飛び級で昇進し17歳のリンナ警部は、事件現場に登場し推理を始める探偵男子に自覚無き一目惚れをする。英国風市街の事件を舞台にした推理ラブコメ。
某ホームズのような舞台と人物関係の一見ホームズパロディもの。
なのだが、立ち位置が元ネタと逆というところが面白い。
ヒロインは飛び級昇進で十代で警部となったガチで推理や捜査の実力がある。
一方名探偵役は迷探偵であり自信満々に素っ頓狂な推理を展開する。
そんな探偵にヒロイン警部は自覚がないが一目惚れをし、迷走する彼の推理を修正するという展開。
推理ものでありながら実質はドタバタラブコメという構成。
恋愛ドタバタな描写や展開は微笑ましくキャラもよく動いている。
絵は可愛いし、ラブコメ好きな人にはストライクな内容だと思う。
推理方面も思ったよりしっかりしていて面白かった。
探偵の冒頭の台詞にはリアル元刑事の文言を彷彿とさせる。

あららぎあゆね
REXコミックス1〜 / 一迅社
ジャンル:青年・ラブコメ・ミステリ / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 23:14| Comment(0) | タイトルら・わ行

2017年09月06日

きみ諦めることなかれ 御徒町鳩



アイドルグループメンバーの男子とお笑い芸人女子の芸能界恋愛もの。
お笑い芸人ののぶ子は、女優とお笑い芸人の娘で幼少期からお笑い芸人として芸能界で活躍している女子。
一方現在人気アイドルグループのメンバー隼人は、
幼少期にテレビに出ているのぶ子に一目惚れしてのぶ子会いたさに芸能入りした経緯がある。
ふたりはお互い高校生になり同じ高校の芸能科に通う。
そして隼人はのぶ子に告白するが、のぶ子は恋愛方面に免疫がなく戸惑うというのが恋愛面の展開。
隼人は幼少期からのぶ子への思いはブレない、一方のぶ子は幼少期から芸能界にいるので仕事方面では
芯が通った大人なのだが、恋愛方面はとんと疎く、また隼人が人気アイドルということもあり
ともだちのままで・・と望むが・・みたいな。
芸能人同士の恋愛ものというより、芸能界における恋愛のあり方の話といったほうがいいような・・。
隼人がのぶ子に笑いをとれるアイドルの指南を受ける話とか、
隼人のグループのメンバーのひとりに恋人が発覚しメンバーの進退に発展した話とか、
隼人とのぶ子の恋愛展開よりも、ふたりを含めた登場人物すべての思うところや
芸能界のあれこれなエピソードのほうが多かったように思う。
特に隼人とのぶ子の共通の友人で実は隼人が好きなモデル女子の立ち位置設定が微妙。
もっと話が続けばこの子関連の突っ込んだエピソードも
あったかもしれなさそうなのだがいろんな意味で中途半端すぎる。
総じていいお話だったのだがもうちょっと長いスパンで描いてほしかった気がする。
恋愛ものなのにのぶ子視点のエピソードが少ない気がしたが、
あとがきで隼人が物語のヒロイン、と書かれていてものすごくしっくりきた。

御徒町鳩
ヤングジャンプコミックス / 集英社
ジャンル:青年・恋愛 / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 19:17| Comment(0) | タイトルか行

2017年09月05日

すうの空気攻略 福井セイ



田舎暮らしの少女が都会の学校に入学する際、母親はある攻略の書を娘に渡す。
それは都会の人間関係において必須能力・場の空気を読み対応する方法が記された書だった。
ちなみに題名や作中における「空気」は「フェイズ」と読む。
ヒロインは田舎から都会の学校に通うことになった娘へ母親が送った手書きのノートには、
都会でのつきあいにおけるノウハウを記してあり、それを読みつつ慣れない学園生活を
攻略していくという学園コメディ。いわゆる「空気を読む」をがんばる話。
ああ・・主人公の気持ちにめっちゃ共感する・・。そしてまっすぐなヒロインの気質は好ましい。
ドタバタコメディ的に誇張された描写だが、中々に的を射ていると思う。
学校生活を楽しく過ごせるか否かはこれに掛かっていると過言でもないあたり(笑)
母のノートの絵面もパンチが効いていて面白い。

福井セイ
少年サンデーコミックス1〜 / 小学館
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★☆☆
posted by 日暮 at 22:01| Comment(0) | タイトルさ行

2017年09月04日

精神病棟入院記 岡野く仔



高校受験のストレスから強迫性障害と診断され、両親に促され精神科病棟に入院した著者の入院体験記。
16歳当時の話。1ページ使っての横長枠組みタイプの4コマ構成。
カウンセリングはなく薬物療法も効果が薄く。シビアで赤裸々な心情が連綿と綴られる。
病棟によって治療方針が違うもんなんだなと感じた。同じ病でも個人によって症状は違うだろうし
画一的にはいかないか。そういや他の専門科でも病院によって方針が違ってたっけ。
病院内の出来事やルール、治療あれこれ、家族との関係などなど。
他の闘病記と比べても客観的にも主観的にも綿密な内容だった気がする。
読む限りは母親がネックのような気がするけど・・。どうなんだろうなあ。
一進一退のような治療の中、現在は社会復帰しているようでよかった。
この分野医療も日々進歩してることがわかってちょっとほっとする。
そういやこのコミックス、まんだらけから発行してるのか・・。

LAZAコミックス全1巻 / まんだらけ
ジャンル:エッセイ・体験記 / 好み度:★★☆☆☆

posted by 日暮 at 23:16| Comment(0) | タイトルさ行

2017年09月03日

衛宮さんちの今日のごはん TAa/TYPE-MOON



Fate/staynightの舞台設定と登場人物(主に主人の衛宮士郎)による料理漫画。
マスターやサーバントたちが冬木の街にわりと平和に暮らしている舞台設定で
衛宮士郎がつくる料理をセイバーをはじめとした面々がおいしく食べたり、
料理を覚えたい登場人物が士郎に教えてもらったり、他キャラが得意な料理を作ったり。
様々なパターンで繰り出されるほっこりなエピソードばかり。
本編はシリアスだが後に別口でゆるいノリのADVゲームもあったはずなので違和感はない。
イリヤ主人公のスピンオフやら別設定のゲームなど次々に出しているシリーズだが、
ついにグルメ分野にも進出か、と妙な感慨がある。
原作でも主人公の作る料理は絶品という設定があるので不自然ではないのだが。
料理手順は詳細かつわかりやすいし、幕間に詳細なレシピもついている。
機を衒った男飯でもアイディア料理でもない料理の基本を学べる内容。
平日のごはんからおもてなし料理まで幅広くリアルに使えるメニューばかり。
「今日何食べた?」並に現実に即した内容だなと感じた。
元ゲームを知らずとも楽しめるし料理初心者にはかなり使える作品だと思う。
これを読んで魚の下処理方法を初めて知りました。めっさ恥ずかしい;;
絵は原作絵をちょっと柔らかくしたような絵柄でとても好み。
キャラたちの食べたときや料理が完成したときなどの柔らかな笑顔が良い。

角川コミックス・エース1〜 / 角川書店
ジャンル:少年・グルメ / 好み度:★★★★★
posted by 日暮 at 21:28| Comment(0) | タイトルあ行